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2004年01月13日

初場所:初日と二日目

土佐ノ海は二連敗スタートですが,それなりに自分の相撲が取れているので,あまり心配無いような気がします.初日の旭鷲山戦は,あまりにもバカ正直に突っ込み過ぎたきらいもありますが,引き技を気にするあまり逆に萎縮してしまうと,以降の相撲に影響してしまいます.二日目の魁皇戦を見る限り,身体は良く動いていて自分得意の右四つに組み止めることができました.最後は投げの打ち合いで魁皇の下手投げに屈してしまいましたが,これは仕方のないことでしょう.連敗スタートのことは気にせずに,まずは初日を出してもらいたいです.

大碇は,先場所に引き続き好調のようです.初日こそ千代天山の粘りで,残念な星を落としてしまいましたが,二日目の若天狼戦では一方的な相撲で初日を出すことができました.先場所並みの好成績も期待できそうです.

幕下以下は,下記に示す通り 8勝5敗とまずまずの成績です.

そんな中,驚異的な粘りを見せて白星を上げた柏竜の活躍を写真を使って紹介しましょう.柏竜は身長 175cmで体重 111kg.どちらかと言うと小兵.入門2年目でまだまだ身体の線が細い感じがします.一番相撲の相手は入間川部屋の竜司(たつつかさ).身長 190cm,体重 130kg と大きな相手です.四つ相撲を得意とする柏竜は回しを引いて相手の横につき何とか自分十分の体勢を作ろうとしましたが,最後は捕まってしまい,寄り切られたか...と思った瞬間,驚異的な粘りを見せ,相手の勇み足を誘い見事白星を上げました.詳しくは下記の写真を見てください.

寄られながらも土俵際粘る柏竜.背中が柏竜です.

拡大写真.相手の右足がまさに俵を踏み越えるところが良くわかります.それに対して柏竜の両足は土俵の中.

しかし,足を傷めてしまい,土俵下でうなだれる柏竜.もしかすると,残す時に左足首あたりを捻ったのかもしれません.この取り組み,物言いがつきましたが,結局は軍配通り柏竜の勝ちとなりました.勇み足をきちんと見ていた行司の木村勘九郎もエライ!軍配を上げる時に,少々首を捻っていましたけどね.


一番相撲の結果
○ 松田,鎌倉,柏竜,北の剛,沖ノ龍,藤縄,荻野目,大筑波
● 四ツ車,荒飛,瀧ノ音,藤嵐,鈴木

投稿者 omochi : 2004年01月13日 00:12

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