2004年05月26日
荒飛引退
荒飛(あらとび)が引退.平成5年春場所(大阪場所)に入門し,丸11年の土俵生活に終わりを告げました.平成5年と言えば,ちょうど若貴人気が絶頂の頃.就職場所と呼ばれる大阪場所では,全体で150人を超える新弟子が入門したと記憶しています.伊勢ノ海部屋へはその年,春場所に白蛇(はくだ),大綱(おおつな),荒海(あらうみ),荒飛の4人が,続く夏場所に藤嵐(ふじあらし)が,それぞれ入門しています.荒飛が引退したことで,現役を続けているのは藤嵐一人になってしまいました.
【修正】平成5年初場所に入門した藤縄(ふじなわ)を忘れておりました.ふか~く反省しております.その藤縄も平成16年秋場所後に引退しました.(2004/10/03).
荒飛は,身長180cmながら体重100kgというソップ力士の特徴を活かして,素早い動きと,思い切りの良い投げ技を得意としていた.平成11年1月場所から平成16年3月場所まで,5年以上にわたり三段目を維持し続け,その間,6度に渡って自己最高位を更新し続けた.結局,平成15年3月場所の三段目24枚目が自己最高位であった.
どちらかと言えば,感情を表には出さずに,淡々と相撲に取り組んでいた印象がありますが,断髪後の挨拶では感極まったのか涙声での挨拶となりました.内に秘めた思いには何か格別なものがあったのでしょう.第二の人生の門出を祝福したいと思います.
■ 断髪直後.思わず涙声に.
■ 整髪して気分一新.「お世話になりました」
■ チャンコ場にて.実は結構ヒョウキンなんです.そういえば,部屋の中では一番のエビスコ(大食い)だったかもしれません.
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