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2004年07月19日

平成16年名古屋場所を終えて

横綱朝青龍の4連覇がかかった名古屋場所.朝青龍自身は名古屋場所との相性が今ひとつということで,途中2連敗するなどもろさを垣間見せる場面もありましたが,終ってみれば朝青龍の優勝.見事4連覇を決めました.

さて,伊勢ノ海部屋の各力士の成績です.

■ 2連敗でスタートした土佐ノ海,一時はどうなることか?と心配しましたが,中日の時点で5勝3敗と白星先行.その時点で二桁の白星も見えて来ました.結果は11勝4敗と堂々たるものです.ただ,今場所黒星を喫した,朝赤龍・白鵬・雅山はいずれも11勝以上をあげている好調力士達.当然,同じように番付を上げるでしょうから来場所も顔をあわすことが予想されます.一場所のみの絶好調を喜ぶのではなく,来場所もう一場所続けて勝ち越すことで,存在感をアピールして欲しい.

■ 十両10枚目で名古屋を迎えた大碇.昨年11月場所以来の十両二桁の地位です.怪我も直ったことだし,さすがに今場所は楽に勝ち越せるだろう.と思って見ていたのですが...何が悪かったのか,終ってみると3勝12敗という惨澹たる成績でした.番付・成績から考えて幕下へ落ちることも十分考えられます.水曜日には十両昇進力士が発表になります.そこで,昇進力士が3人以上発表された場合には,大碇が幕下落ちしたことがほぼ確定になります.ただ,まだまだ挽回するチャンスはいくらでもあるはずですので,再起を期待したいと思います.

■ 四ツ車(幕下18)は,中日で3勝1敗と大きく白星を先行させ,勝ち越しの期待がふくらみました.が,後半戦で3連敗を喫し,結局は3勝4敗と負け越しで場所を終えました.なかなか楽に勝たせてくれるような地位ではありませんが,その中を勝ち進まなければ関取の座を手にすることはできません.今後の更なる精進を期待します.

■ 松田(三段目16)は,再度の幕下へのチャレンジ場所でしたが,5連敗を含む1勝6敗で場所を終えました.大碇と同じく,波に乗れるかどうかがポイントなのかもしれません.

■ 鎌倉(三段目44)は,4勝3敗と1点の勝ち越し.前半戦で3連敗した時にはどうなることかと心配しましたが,5番相撲からの3連勝で見事勝ち越しを決めてくれました.今年もあと2場所を残すのみ.今年の目標である年内幕下昇進を決めるには,来場所が勝負です.大勝ちすればきっと目標達成が可能です.

■ 藤嵐(三段目81)が見事勝ち越しを決めました.前半戦3勝1敗と白星を先行させた時には,楽に勝ち越せるものかと思っていましたが,結局は7番相撲で白星をあげ,勝ち越しを決めました.これで来場所は自己最高位(平成14年 3月場所 西三段目 73)を更新することが確実.今後の活躍が楽しみです.

■ 北の剛(三段目90)は,残念ながら負け越し.地力から考えると,このへんで負け越す力士ではないのですが...早く三段目の真ん中まで上がってくることを期待しています.

■ 瀧ノ音(序二段9)が,5勝2敗と好成績を上げました.実力から言えば当然かもしれません.若い衆のお手本となるような相撲をこれからも取り続けてくれることを願っています.

投稿者 omochi : 2004年07月19日 22:58

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