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2004年09月05日

秋場所前、東京後援会稽古総見

9月5日は東京後援会の稽古総見でした.8時頃に部屋に到着した時には,鈴木が荻野目の胸を借りて稽古を付けてもらっていたところでした.鈴木の稽古を見るのは久し振りでしたが,頭を低く下げて当たると同時に一気に前へ出るという,本格的な相撲を身に付けつつあるところでした.まだ,序二段での勝ち越しをしたことがない鈴木ですが,こいう稽古を続けていれば必ず目が出てくるはずです.

その後,三段目同士の申し合いも進み,四ツ車が土俵に上がりました.先場所は残念ながら負け越してしまいましたが,それでも今場所の番付は幕下23枚目ですから,まだまだ幕下上位のいい位置につけています.稽古を見る限りでは,今までに甘かった脇が次第に固くなり,また安定した力を出すようになってきた印象を受けました.以前ですと,軽い投げを打たれた時でも,どういうわけかふわりと土俵を割っていたこともあるのですが,元々どっしりと下半身が更に安定し,少々の投げは食わなくなってきたようです.対大碇戦でも,なんとか突き押しをしのいで廻しをつかめば,勝負になるようなところも出てきました.

大碇は,残念ながら今場所は幕下に下がってしまいましたので,稽古場では黒まわしを締めていました.足首やヒジには古傷をかかえていますが,精一杯稽古に励んでおりました.良い結果がでることを期待するばかりです.

昨日4日は,大碇が勝ノ浦親方にぶつかり稽古で可愛がられていたとのことですが,本日の対象は土佐ノ海でした.土佐ノ海と大碇・四ツ車の3人での申し合いが終ると,白廻し姿の勝ノ浦親方を相手に土佐ノ海のぶつかり稽古が始まりました.声を荒げながらの土佐ノ海の稽古はさすがに迫力がありました.勝ノ浦親方も,現役時代に比べると若干身体が小さくなったように見えましたが,やはりツボを心得た稽古で土佐ノ海の稽古相手をつとめておりました.

12日から始まる秋場所の土俵上で,このような日々の稽古の成果を白星という形で見せてくれることを願っております.

投稿者 omochi : 2004年09月05日 23:23

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