2006年03月15日
外国人力士のいない部屋
Yahoo!の大相撲トピックスというところで、日本人ばかりの相撲部屋は中村部屋と伊勢ノ海部屋のみ、という記事が出たとたん、アクセス数が前日比20倍を超えてしまいました。ちょっとビックリしています。
実はこの件に関して、既に3月2日付けのニッカンスポーツ「外国出身力士ゼロは2部屋に」という記事が先に報道済みなのですが、Yahoo!がリンク付きで伝えたとたん、このありさまです。Yahoo!の世の中(というかネットな世界)に対する影響力というのを再認識しました。
ただ、Yahoo!も ZAKZAKの「国技の意地を貫く…純国産2部屋土俵際の粘り」という記事をベースに周辺情報をまとめただけですので、場所中を狙ってタイムリーな記事を出したZAKZAKの勝ちという気もしています。
外国出身者を採用しないのは、差別ではないのか?という意見を時折耳にしますが、弟子の採用というものは、そもそも師匠の専権事項に属します。日本人であっても、なかなか入門を認められずに苦労したという話は時々聞きます。実は、たとえ身長・体重が基準を満たしていても、どこかの部屋に所属しないと力士になれないというのが、大相撲の世界なのです。師匠の側としては、どんな弟子であれ一旦取ったからには責任も生じますので、当人の将来性を考えた上で弟子を取るかどうかを決めます。
そのような事情の中で、親方が外国人を採用しないと判断しているのであれば、それは尊重すべきことであると思うのですが、いかがでしょうか?
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