2003年11月30日
偉大なGoogle
来年 2004年2月に行われる韓国公演釜山場所がナイターで行われるという新聞記事を見た時に,そういえば本場所もナイター開催されたことがあったはずだなぁ~とか,そんなことを問題にしていたクイズ番組があったはずだなぁ~とか,そんなことを思い出した.
で,実際にはいつだったのか?手持ちの資料をひっくり返せばどこかに書いてあるはずなのだが,探すのも面倒くさい.そんな時には試しに Google先生 に聞いてみよう.ということで,検索したら,懐かしいことに約10年前に自分が書いたモノが出てきた.
今さら Google(グーグルと読む)のことを説明するのもナンなのだが,要するに世界一スゴイ検索エンジンである.検索エンジンってのは,探している情報のキーワードをいくつか入力すると,世界中のWebページの中から尤(もっとも)らしいページを検索して表示してくれるものである.Googleの場合,世界中のWebページを集める能力と,その中から尤らしいものを選びだす順序付け(ランキング)の手法が抜群にスゴイのである.
今回,「大相撲」と「ナイター興業」というキーワードで Google検索をかけてみた.実は,ふつ~に検索すると,何も結果が見つからなくて悲しい思いをする.ただ,グループ検索(*)というのを実行すると,出てきたんですね.これが.しかも,10年くらい前に自分が書いた文章が.
というんで,見つけたのはコレ↓
■ フジテレビ カルトQ 大相撲(2回目) 予選問題,1993年2月13日(土)実施.
これによると,ナイター興業が行われたのは,昭和26年5月(打ち出し7:30)と昭和30年9月(打ち出し8:00)の2回.一応,ネタ本の激動の相撲昭和史(高永武敏・原田宏著,ベースボールマガジン社発行)でも調べてウラをとりました.
ついでに,もうちょっと頑張ったら第1回の予選問題↓まで出てきた.
■ フジテレビ カルトQ 大相撲(1回目) 予選問題,1992年3月16日(月)実施.
はぁ~.確かに自分で書いてたなぁ.探せばテキストファイル,今でもどこかにあるかもしれないけれど.でも,自分のファイルを探すより,Google先生におたずねすれば,たちどころに探してくれるんだったら,その方がいいかも.なんて思った次第です.
要するに,自分のPCにファイルを置いておくよりも,Googleが検索してくれるような所に,ちょっとしたことでもコンテンツを載せて/publishしておく方が,後々の検索がとても楽になるのねん.ということを改めて実感したわけです.どうすれば publishしたことになるのか?という問題が残るのですが,約10年前に fjというニュースグループに投稿した記事は,結果的にアーカイブされて残っているので,ある意味 publishされたことになっているんでしょうね.
(*)グループ検索ってのをきちんと説明するのは面倒なんですが,約10年ぐらい前に流行った,分散型巨大掲示板のようなものをネット・ニュース(Net News)と呼び,その中でグループ分けされたものを,ニュースグループなんて読んでいたりします.今でもここへ行くと,日本発のfj.なにがし(From Japan ってことでfjなのだが)というニュースグループにアクセスすることができます.今は多分,下火なんでしょうね.Googleのグループ検索ってのは,このニュースグループに対する検索機能のことです.
ついでなので,ちょいとココでメモっておくと(5年後ぐらいに Googleが検索してくれるかもしれないので),自分が持っている本をガンガンとテキスト検索してみたいという希望がある.例えば,大鵬と柏戸が千秋楽に全勝優勝をかけて争った時のことなんて,色んな本に書いてあるはずだが,それらを比較しながら読んでみたい時なんかには便利そうだ.で,で,アメリカの amazonがこれに近いサービスを始めている.キーワードを入れて検索すると,検索結果を含む前後の数ページをコンピュータの画面上で読むことができる.そんなサービスを始めると本が売れなくなってしまうと文句を言う出版社があれば,いや逆に売り上げがXX%伸びたとアマゾンでは主張していたりもする.まぁ,細かい話はどうでもいいのだが,少なくとも自分が持っている本を,アマゾンが代わりに検索してくれれば言うことないんですけどね.と,ムシのいいことを考えたりもしている.なにしろ,アマゾンを通じて自分が勝った本って,アマゾンには筒抜けですからね.やろうと思えばできるでしょう.ただ,日本アマゾンでの本文検索はまだ行われていないようですが.
2003年11月29日
九州場所後の予定
九州場所が終わって1週間.この間,力士達はお休み.某行司さんによると「みな,トドになって寝ています」というように本場所での疲れを癒すための貴重な休息の時である.
その休みが終わると,関取衆は巡業へ出かけ,残った者は東京へ帰ってまた稽古の日々が続く.
そんなわけで,
■ 今後の巡業予定など
11月29日 巡業出発
30日 佐賀/非巡業組帰京
12月 1日 熊本・松島町
2日 鹿児島
3日 鹿児島・宮之城町
4日 都城
5日 日向/「伊勢ノ海部屋たより」ネタ揃え
6日 熊本・山鹿市
7日 長崎市/アマ相撲天皇杯
15日 「伊勢ノ海部屋たより」印刷屋さんへ
24日 初場所番付発表
○○日 忘年会?
2003年11月25日
九州場所を終えて
土佐ノ海は白星を重ねて10勝目.殊勲賞(7回目)を授賞し,更に来場所の関脇を確実にしました.大碇も白星を重ねて11勝目.昨年九州場所以来の11勝です.このように,上位陣の成績は非常に良いのですが,逆に幕下以下が寂しい限りです.勝ち越したのは幕下の四ツ車と,三段目の松田,そして序二段の北の剛の3人だけ.他の10人が負け越しで,1勝6敗での負け越しが5名もおります.
九州場所の土佐ノ海は,立ち合いの当たりも強く,その後の出足もあり,横綱武蔵丸を倒し11個の金星を獲得,また大関武双山を破り対戦成績を 18勝16敗とリードし,更には10連勝中の大関栃東から白星を上げ,優勝争いを大きく盛り上げてくれました.この活躍に対して殊勲賞が贈られました.土佐ノ海の授賞は平成14年の名古屋場所以来7回目になります.来場所の三役争いという意味では,千秋楽の栃乃洋(東筆頭)を千秋楽に破ったことが大きい.筆頭の栃乃洋は8勝止まり.東2枚目の闘牙は9勝.西3枚目の玉乃島は10勝.これらの結果と,関脇の若の里が負け越したことを合わせて考えると来場所は東の関脇に昇進することでしょう.
大碇は,十一日目の黒海戦に勝てば十両優勝の可能性も出てきたのですが,残念ながら黒星.しかし,今場所は,得意の突き押しが冴え渡り,11勝を上げることができました.昨年九州場所以来の11勝です.来場所は,十両上位へと番付を上げてくることでしょう.
幕下以下では,勝ち越したのが,四ツ車(幕下),松田(三段目),北の剛(序二段)の3人だけ.残りの10名は負け越しという散々な成績です.
実は,9月場所では5勝以上の好成績を上げて勝ち越しを決めたのが6名もおりました.ところが,その中から今場所も勝ち越しを決めた力士がおりません.東京後援会の会長が「たかが1場所の好成績に満足するのではなく,2場所続けて勝ち越すことを目指して欲しい」というようなことを,9月場所の千秋楽パーティにて言っておりましたが,残念ながら実践することができませんでした.もう一度精進して,来年こそはより良い成績が残せることを期待しております.
七番相撲の結果:
○ 四ツ車,松田,瀧ノ音,藤嵐,北の剛,荻野目
● 鎌倉,柏竜,荒飛,沖ノ龍,藤縄,大筑波,鈴木
九州場所成績:
☆ 土佐ノ海 西前頭 2, 10-5 殊勲賞
☆ 大碇 西十両 11, 11-4
【幕下】
☆ 四ツ車 東56, 4-3
【三段目】
★ 鎌倉 東36, 1-6
★ 柏竜 西66, 2-5
★ 荒飛 西70, 2-5
☆ 松田 西78, 4-3
★ 瀧ノ音 東83, 3-4
【序二段】
★ 藤嵐 西3, 3-4
★ 沖ノ龍 東8, 1-6
☆ 北の剛 東13, 4-3
★ 藤縄 東34, 1-6
★ 荻野目 東63, 2-5
★ 大筑波 東70, 1-6
★ 鈴木 西79, 1-6
2003年11月21日
九州場所十一日目と十二日目
十一日目の土佐ノ海 vs 栃東戦は,土佐ノ海の立ち合いの当たりと,それに続く二の矢,三の矢の出足が勝った.栃東には,前日の武双山戦で見せたようにアゴを引いて耐えながらのイナシや,あるいは時々見せる立ち合いの変化もある.しかし,相手につけ込まれるようなスキを見せることなく,土佐ノ海が一気に勝負を決めた.これで十一日目にして勝ち越し.名古屋場所に引き続き今年2度目の二桁勝利も射程圏内である.翌十二日目は残念ながら千代大海に黒星を喫した.
大碇は十一日目に9勝目を上げた.十両の優勝争いを独走していた黒海に今場所初の黒星がついたために,その差は1となった.続く十二日目は潮丸戦.残念ながら相手のペースに圧倒されてしまった.これで黒海との差は2と開いてしまった.十三日目は,その黒海戦である.
さて,今場所好調の土佐ノ海であるが,今年は五月場所の4勝11敗がたたり,秋場所終了後の成績で 37勝38敗と負け越していた.今場所勝ち越しを決めたことで年間の負け越しはなくなったが,もう一ふんばりすれば,昨年と同じ水準となる.
ちなみに,昨年の土佐ノ海は年間成績 48勝42敗で第5位に輝いている(←下の方にある表を参照).
幕下以下の六番相撲であるが,悲しいことに白星を上げたのが,幕下の四ツ車と序二段の鈴木だけである.残りは全て黒星.トータルで 2勝11敗という散々な成績である.それでも,四ツ車が勝ち越しを決めたのが朗報だ.今年の三月場所以来となる4場所振りの勝ち越しである.
六番相撲の結果
○ 四ツ車(4-2),鈴木(1-5)
● 鎌倉(1-5),柏竜(2-4),荒飛(2-4),松田(3-3),瀧ノ音(2-4),
藤嵐(2-4),沖ノ龍(1-5),北の剛(3-3),藤縄(1-5),荻野目(1-5),
大筑波(1-5),鈴木(1-5)
2003年11月19日
九州場所九日目と十日目
九日目,土佐ノ海は横綱朝青龍戦.今場所2つ目の金星を...という期待もあったが,残念ながら肩透かしで敗れてしまった.十日目は玉乃島を押し出しで破り,これで7勝3敗.勝ち越しまであとひとつだ.
大碇は,九日目の春日王,十日目の追風海をともに下し,十日目で勝ち越しを決めた.二桁を狙える展開だ.
幕下以下では,負け越しが決まったのが6名(鎌倉,沖ノ龍,藤縄,荻野目,大筑波,鈴木)もいるが,勝ち越しはまだ誰も決めていない.3連勝スタートで大勝ちを予感させた北の剛も,連敗で 3-2まで星を落としてきた.四ツ車は逆に3-2まで星を戻してきた. 白星先行は,この二人と松田だけ.まずは勝ち越しを決めたい.
五番相撲の結果
○ 四ツ車(3-2),荒飛(2-3),瀧ノ音(2-3),藤嵐(2-3),沖ノ龍(1-4)
● 鎌倉(4-1),柏竜(2-3),松田(3-2),北の剛(3-2),藤縄(1-4),
荻野目(1-4),大筑波(1-4),鈴木(0-5)
2003年11月16日
九州場所七日目と八日目
七日目の土佐ノ海 - 武蔵丸戦.土佐ノ海は立ち合いの当たりを活かして,そして左へ回り込みながら,相手の右を殺しつつ,土佐ノ海が横綱の体勢を崩そうとする.武蔵丸も,右差しを狙いながら良く耐え,機を見て体を活かしながら前に出たが,土俵際で残った土佐ノ海が横綱の右手を引っ掛けると,たまらず武蔵丸が一歩土俵の外へ飛び出した.土佐ノ海は,これで現役最多,史上単独3位となる11個目の金星を獲得.武蔵丸は黒星先行の4勝3敗.夜になって,師匠の武蔵川親方より,武蔵丸の引退決断が伝えられた.
これで,土佐ノ海は,貴乃花が最後に白星を上げた力士であると同時に,武蔵丸が最後に黒星を喫した力士になった.
中日を終えて,土佐ノ海・大碇の両関取とも6勝2敗と白星を大きく先行させている.
土佐ノ海,中日八日目は雅山(武蔵川部屋)との対戦.武蔵丸から最後の白星を上げた力士として恥ずかしくない相撲を心掛けたということもあって,立ち合いから圧倒し,体勢の崩れた雅山を叩き込みで退けた.
大碇は七日目の魁道戦に敗れ二敗目を喫した.中日八日目は壽山戦.左からのおっつけを効かせて前へ出るが,壽山も良く耐えて組み止められそうになるところを,振りほどきつつ,右からの肩透かしを決めた.
七日目,幕下の四ツ車は,清東(玉ノ井)との一戦で,内無双を見せた.自分より小さな清東を右四つに組み止め左上手を引いた十分の体勢から,左の上手を離して腕を返しながら相手の太股当たりを払うように持ち上げ,相手を土俵上にきれいに転がした.器用な一面も持っている.
四番相撲を終えて,沖ノ龍と鈴木が 4連敗で早々と負け越しとなってしまった.白星が先行しているのは,3勝1敗の松田と北の剛だけ.2勝2敗の五分が四ツ車と柏竜である.
四番相撲の結果
○ 四ツ車(2-2),柏竜(2-2),荒飛(1-3),松田(3-1),藤縄(1-3),荻野目(1-3)
● 鎌倉(1-3),瀧ノ音(1-3),藤嵐(1-3),沖ノ龍(0-4),北の剛(3-1),大筑波(1-3),鈴木(0-4)
2003年11月15日
九州場所五日目と六日目
土佐ノ海は時津海と貴ノ浪に白星,大碇も隆の鶴と蒼樹山に白星.四日目も合わせると,両関取ともに3連勝と好調である.
一方の幕下以下であるが...
幕下以下で白星を上げたのは,松田と北の剛の二人だけ.その他の力士は黒星である.その結果白星先行は北の剛(3勝0敗)と松田(2勝1敗)だけ.3連敗が5人もいる.ちょいと悲しい.
三番相撲の結果
○ 松田,北の剛
● 四ツ車,鎌倉,柏竜,荒飛,瀧ノ音,藤嵐,藤縄,沖ノ龍,荻野目,大筑波,鈴木
天然ハーブに関する補足
先日のエントリ「天然ハーブと力士の寿命」(11/12)で,『天然ハーブなエアコンが数年後に発売されるのかもしれない』なんて書いてしまったが,少しまじめに調べてみると,夏には加湿器が発売されていて,更にエアコンは来年1月には発売予定であることがわかった.
前回エントリにて,三菱電機のプレスリリースを調べておかなかったのは,大失敗であった.まずは,「抗酸化効果を高めた空調機器の製品化着手」のお知らせという2003年11月7日付けのプレスリリース.これが読売新聞の記事の元ネタであることは間違いない.そのプレスリリースを読むと,天然ハーブの一種であるローズマリーに活性酸素を抑制・消去する抗酸化物質が多く含まれていること,その物質は,揮発された空気中にあっても効果を発揮することが新たに確認されたということ,などがわかる.
ローズマリーに含まれる抗酸化物質を摂取するだけであれば,食べたり,飲んだり,塗ったりするものが主流だったのだが,これからは空気を吸うだけで,効果が得られることになる.もう少し簡単に言うと,普通に空気を吸っているだけで,肌にシミやシワができるのを防いだり,老化の進行を遅らせたり,癌の発生を抑えることができたり...なんてスゴイことになるってわけだ.
さて,11/7のプレスリリースでは製品開発に取り組んでいるということの発表であったが,続く11/13のプレスリリースでは,そんなエアコンを来年早々に発売するという発表だ.このエアコン,天然ハーブのローズマリーから抽出した抗酸化成分を封入したサプリカートリッジを搭載し,健康的な室内環境を保ってくれる.
もう少しプレスリリースを遡ると,天然ハーブの「サプリメントエアー」によるリフレッシュ機能を新搭載加湿機(8/4)や,石油ファンヒーター/クリーンヒーター(7/29)なんてのも発表していた.おそるべし三菱電機といった感じである.
伊勢ノ海部屋の太郎太が立呼出になるまでには,あと30年以上もかかる.それまで元気でいるためには,こんな電化製品に囲まれて暮らす必要もあるのかもしれない.
ついでなので,楽天で対応する製品を調べてみた.ご参考.
■ 三菱 加湿器 SV-H603: デジ倉 | ky-shop
■ 三菱 石油ファンヒーター KD-SX48D-N: ky-shop | 赤札市
■ 三菱 石油クリーンヒーター VKB-501M: Newいっぴん堂
最後に,ハーブってこんなに種類があるんですね.
2003年11月12日
九州場所三日目と四日目
幕下以下は2日に1回の割り合いで土俵にあがる.なので,[伊勢ノ海]カテゴリーのエントリーも2日に1回ぐらいにしようと思う.四日目を終えた二人の関取は,土佐ノ海が2勝2敗の五分.大碇が3勝1敗と久々に白星を先行させている.
さて,幕下力士は13人いるのだが,三日目に登場したのが瀧ノ音・北の剛・大筑波の3名.残りは四日目に登場した.幕下以下の取り組みは,偶数日に次の日と,その次の日の取り組みが発表される仕組みになっている.例えば,初日前日(0日目)に初日と二日目の割が発表される.なので,事前に前売券を買っていても,運が悪いと,お目当ての力士が出てこないこともある.
今場所は,初日と三日目が運の悪い日で,二日目と四日目が運の良い日であった.
初日は序二段力士5名が相撲を取ったが全員が黒星.おまけに三段目力士の取り組みがなかったので,12時以降に会場に着いたとすると,幕下以下の伊勢ノ海部屋力士を見ることができなかったことになる.また,三日目に相撲を取ったのは,上に書いた通りたった3名であった.朝一で会場に着いたとしても,ご贔屓の力士が3名ではちょっと悲しい.
逆に四日目に相撲観戦した場合には,6名いる幕下・三段目力士のうち5名の取り組みが見れたことになるので,なかなか嬉しいことになる.
まぁ,幕下以下の力士の取り組みを見るってのは,ちょっとしたギャンブルみたいなところもあるのだ.
二番相撲の結果
○ 鎌倉,柏竜,松田,藤嵐,北の剛
● 四ツ車,荒飛,瀧ノ音,沖ノ龍,藤縄,荻野目,大筑波,鈴木
天然ハーブと力士の寿命
稽古直後の力士の体は活性酸素だらけ.この活性酸素は老化の原因.なので,力士の老化は早い(三段論法).というわけなのだが,天然ハーブに活性酸素の働きを抑える効果があることがわかってきた.でも,酸素にはケガの回復を早めるという効果もあったはずだが?
稽古直後の力士の体は活性酸素だらけ...そんな話を聞いたことがある.真実かどうかは良くわからないのだが,記事中の解説(↓)を読むと,なんとなくそれっぽい.
活性酸素は喫煙や飲酒、激しい運動などで体内に発生する。殺菌効果がある反面、細胞内の遺伝子や血管の細胞を傷つけ、がんや動脈硬化を引き起こすなど、生活習慣病や老化の原因になるとされている。
現役力士の寿命(あくまでも,選手としての寿命ね)を伸ばすには,稽古直後に天然ハーブエキス配合のなんちゃらオイルを使ってマッサージするのが,活性酸素の働きを抑えることができて効果覿面(こうかてきめん).
なんてことを誰か実証してくれないだろうか.その場合,オイルはやはり抗酸化作用の強いオリーブオイルを使うんでしょうね.
新聞記事の方は,(なぜか)三菱電機と(いわゆる独立行政法人の)産業技術総合研究所とが共同で,そんな効果を世界で初めて確認したという話.エアコンに適用しようというのが笑える.カテキン,マイナスイオンに続き,天然ハーブなエアコンが数年後に発売されるのかもしれない.
酸素違いかもしれないが,高圧酸素を用いた治療法というのも知られている.人間の体を約2-3気圧という高圧な環境に置き,高濃度の酸素が体内に取り込まれるようにする.そうすると,血管内の酸素量や血管から組織への酸素の広がり具合が通常に比べて大きくなり,結果的に回復可能な組織が元気になるってのが,治療法の原理である(知ったかぶり).
秋場所後に,日本相撲協会が高圧酸素治療器を両国国技館内の相撲診療所に設置するなんてニュース(ニッカン,スポニチ)が流れていたが,同じものである.こちらは,ケガの回復を早め,強靭な肉体を作るために利用される(ハズだ).この機械,通称ベッカムカプセルと呼ばれているらしいが,その理由は元記事に当たろう.大した理由ではない.
なお,「ハーブ」+「健康」で本のタイトルをアマゾン検索すると,こんな結果が出てくる.ハーブって本当に健康にいいんですね.
(*)補足のエントリを追加しました.
2003年11月10日
九州場所二日目
● 土佐ノ海 - 押し出し - 高見盛
● 大碇 - 素首落とし - 鳥羽の山
幕下以下...
【幕下】
○ 四ツ車
【三段目】
○ 瀧ノ音
● 松田,荒飛,柏竜,鎌倉
【序二段】
○ 北の剛,大筑波
ということで,本日は4勝6敗.
幕下以下は初日・二日目の一番相撲を終えて,1勝が4人で残りの9人が1敗.
スタートダッシュに失敗したという感じか.まぁ,7番取り終えての成績が
重要なのであって,一番相撲の結果のみにこだわる必要もないのだが.
四ツ車が一番相撲で白星を上げた.これは,平成14年名古屋場所以来8場所ぶり.
幕下以下の力士に関して,
一番相撲の結果
○ 四ツ車,瀧ノ音,北の剛,大筑波
● 鎌倉,柏竜,荒飛,松田,藤嵐,沖ノ龍,藤縄,荻野目,鈴木
2003年11月09日
九州場所初日
九州場所が始まった.今場所は11月9日から23日までの15日間(あたり前だが).幕内の土佐ノ海は先場所の小結から番付を下げて西の2枚目.十両の大碇は西の11枚目.来場所から十両と幕内の定員がそれぞれ2人づつ増えるとはいえ,後がほとんどない.そんなことより,昨年九州場所以来の勝ち越しを期待したい.伊勢ノ海部屋の幕下以下では,鈴木の序二段79枚目が最低の番付であり,全体の番付の平均値は上がっている.さて,どういう15日間になるでしょうか.
で,初日の結果であるが,ずいぶんと不思議なこととなった.
取組みのあった序二段力士(藤嵐,沖ノ龍,藤縄,荻野目,鈴木)は全滅.三段目と幕下は伊勢ノ海部屋力士の取組み無し.十両の大碇と幕内の土佐ノ海はともに白星.ものすごいはっきりとした結果だ.
土佐ノ海は大関の武双山戦.立合いは武双山に若干押し込まれたが,その後盛り返して,左上手を取って出し投げを打ち,赤房下へ寄り切った.取組み後にNHKのインタビューを受けたが,対武双山戦の対戦成績は今回で18勝16敗であり,殊勲インタビューというような感じはあまり受けなかった.
ところで,今場所から大相撲ダイジェストが放送されない.相撲の取組みをいつ見るといいのか,頭を悩ますところである.
2003年11月04日
せめて三日坊主にはなりたい
ウェブログの3分の2は「三日坊主」らしい.このままでは一日坊主で終わってしまいそうなので,まずは三日坊主を目指すつもりだ.
そもそも,伊勢ノ海部屋ホームページ(正確には「応援するホームページ」なのだが)を WebLog化しようという与太話に乗ってしまったのがマズカッタ気がする.それでも,何となく面白そうな印象を受けたのだが,今ひとつ具体的な形が思い付かない.
普通のカレンダー管理ではなくて,番付発表,本場所,巡業というイベントに応じたアーカイブ管理ができると,もう少しそれっぽくなるのかなぁ...とか,うだうだと考え中.
それとは別に,土佐ノ海,大碇,瀧ノ音あたりに,2003年に見た映画のベスト3でも選んでもらって,平塚出身のお嬢様にあーだこーだと解説してもらおうかしらん.
という具合に,妄想している次第だ.