2004年03月22日
平成16年大阪場所中日を終えて
土佐ノ海は,1勝7敗と絶不調.今まで二桁黒星の場所はあっても,それを二場所続けてということはありませんでした.今場所の元気の無さを考えると,もしや...とすら思えてしまいます.
大碇は序盤戦は,まずまずの調子かと思いましたが,5日目からの連敗が痛い.相撲内容自体は悪くありませんので,後半戦の巻き返しに期待したい.
幕下以下では,四ツ車(幕下18)が3勝1敗と好成績.マワシを引くと力を出します.十両を狙える位置まで番付を上げて,来場所以降を関取挑戦の場所としてもらいたい.今場所自己最高位の鎌倉(三段10)は1勝3敗,白星スタートでしたがその後3連敗.気合いを入れ直して後半戦での勝ち越しを期待したい.ヒジの怪我から回復した松田(三段92)が3勝1敗と好調.自分本来の相撲がとれれば,まだまだいけるはず.序二段上位の北の剛(序二6),瀧ノ音(序二20),沖ノ龍(序二27),藤嵐(序二37)は皆調子が良さそう.それぞれ2勝,もしくは3勝を上げている.このままの調子で後半戦も取り組み,皆勝ち越して欲しい.
2004年03月21日
そういえば呼出し太郎
呼出し太郎太の太鼓というエントリを書いたところ,草泉散人さんからトラックバックを頂きました.そうそう,呼出し太郎という太鼓の名人がいたんですよね.実は,伊勢ノ海部屋へ新しく入った呼出しさんに「太郎太」という名前を付けたと聞いた時には,随分と大胆な名前を付けるなぁ,名前負けしなければいいけれど.と思ったものでした.
呼出し太郎さんってのは,多分,現役を去られた呼出しさんの中では一番有名な方なんじゃないでしょうか?実は,ベースボールマガジン社から「呼出し太郎一代記」という本が出ているですが,もう40年以上も前の本で,今となってはそうそう手に入れることができません.ところが,その内容をネット上で読むことができますので,ここに紹介しておきます.太鼓を叩いている写真も何枚か記載されています.
■ 呼出し太郎一代記
2004年03月16日
初日大碇戦での珍事
今場所東十両筆頭の大碇の初日は,同じく十両筆頭(西)の皇司との対面対決.裁く行司は木村正直(きむらまさなお).なんとこの行司さん,寄り倒された大碇に巻き込まれるように土俵下へと落っこちてしまいました.まぁ,力士と一緒に行司さんが土俵下に落ちること自体は時々あるのですが,この日の正直は,完全に勝負の行方を見失っていたようです.土俵上に上がると,土俵下に控えていた行司に勝負の行方をたずねながら,ばつが悪そうにおずおずと西の皇司へ軍配を上げておりました.
実は,勝負が決まる瞬間,皇司の方に勇み足があったのでは?と思っていたのですが,そんなことなんかどうでも良くなるぐらいの珍事でした.
2004年03月13日
呼出し太郎太の太鼓
相撲の太鼓にも色々ありまして,触れ太鼓,寄せ太鼓,跳ね太鼓など.巡業やトーナメント,引退相撲などへ行きますと,呼出しさんが土俵の上で太鼓の打ち分けを演じてくれたりします.さて,先日の大碇関の結婚披露宴では,お客様のご入場・ご着席をお待ちする間,呼出し太郎太が会場内の壇上にて太鼓を叩いておりました.これは寄せ太鼓になるんでしょうか?
■ちょっとした太鼓の解説
触れ太鼓は,明日から本場所が始まることを知らせるために町の中を練り歩きつつ叩く太鼓.大阪場所前日にあたる今日は,大阪府立体育会館を出発した太鼓が,各相撲部屋を中心にその回りの町に太鼓の音を鳴り響かせることでしょう.
寄せ太鼓は,その日に相撲の取り組みがあることを知らせる太鼓.屋根の無い土俵で相撲興行を行なっていた頃には,この太鼓が相撲の開催を知らせる手段でした.
跳ね太鼓は,その日の取り組みが終ったことを告げるとともに,ぜひ明日もまたご来場下さいということを告げる太鼓.翌日に取り組みのない千秋楽や一日興行などでは,この太鼓は叩かれません.
2004年03月07日
大碇関ご結婚
3月7日(日),雪の舞う京都で,大碇関と上田直美さん(神戸市出身)の結婚式と披露宴が執り行われました.
午前中は,大碇が生まれ育った地元に近い大原野神社で結婚式.午後1時より京都ホテルオークラにて披露宴.参加者は角界関係者を始め約600人.まことに盛大な披露宴でした.
高砂でのお二人は,最初は少々緊張気味でしたが,宴も進みウェディングケーキにナイフを入れる頃になると余裕も出てきたのか,随所に笑顔が見られました.
結婚を決意してからの大碇関は,九州場所での11勝,初場所での9勝と絶好調.伊勢ノ海親方が言うには「これぞ,直美効果」とのことですが,良き伴侶を得て益々充実した土俵生活となることをお祈りいたします.