2003年12月15日
平成16年大相撲カレンダー
ホームページの方で,平成16年の「大相撲カレンダー」の無料プレゼントってのを行ないましたが,無事に行き先が決まり,発送いたしました.めでたしめでたし.表紙は木村庄之助が弓取り式の弓を持って立っているところを後ろから写したもので,黒を基調として落ち着いたものとなっている.中をめくると,先日引退を発表した武蔵丸が最初のページを飾ってる.一人横綱となった朝青龍は最後のページ.時間一杯の仕切りを前にタオルで汗を拭いている姿が写し出されている.武蔵丸の配置を最初の方に,朝青龍を最後の方に配置したのは,やはり武蔵丸がいつ引退してもおかしくないという判断があったのだろうか?
カレンダーは,表紙を含めて全部で7ページ.表紙の木村庄之助,2ページ目が武蔵丸で最後の7ページ目が朝青龍であるが,それ以外のページは次の通りだ.3ページ目は,十両と幕内力士の全員集合写真である(ただし,横綱と大関は除く).背景はたぶん夏巡業中に札幌あたりで撮影しているのだろうが,力士の姿は明らかに合成写真だ.ここ数年,集合写真は合成なのだが,違和感ありまくりである.
4ページ目は5月場所の横綱稽古総見の様子.一般公開を初めて既に3年は経過しただろうか?評判の良い行事だけに,今後とも続けて欲しい.更に,呼び出しさん,床山さんの集合写真もある(ただし,有資格者のみ).
5ページ目は,栃東,千代大海,魁皇,武双山の大関4人が,おだやかな笑顔を浮かべて写真におさまっている.背景の盆踊りは,これもまた合成か?
6ページ目は土俵祭り.装束姿の行事さんの集合写真もある.写真に写っているのは,当然,有資格者(十両格以上)の行事さんである.
■ 相撲協会による平成16年「大相撲カレンダー」のご案内
http://www.sumo.or.jp/kyokai/info/calendar.html
■ 冊子小包について
カレンダーはくるくると丸めて透明なビニール袋に包むと,冊子小包として送れるので,送料が少々お安くなり便利です.大相撲カレンダーは1部約300グラムなので,送料は 290円.普通に送る時と比べて 100円お得になります.
日本郵政公社 - 冊子小包郵便物
2003年12月08日
偉大なGoogle(その2)
前回書けなかった周辺状況なんかを,色んなサイトへのリンクを降り混ぜつつ,ちょっとばかり解説してみる.
まずは,gooの日本語処理能力とGoogleの検索能力とを組み合わせて新しくなったウェブ検索.「乗換え」と「乗り換え」を,表記の『ゆれ』として同じ単語とみなして検索してくれたり,あるいは「英和事典」という間違った単語で検索すると,「英和辞典」という正しい単語を推薦ワードとして表示してくれたりする優れもの.
のハズなのだが,「呼出し」と「呼び出し」は同じ語とみなしてはくれなかった.同じように,「ナイター興業」を「ナイター興行」とは修正してくれなかった...
全然ダメじゃん!と思ったが,日本語周りの辞書を鍛えないと無理なのでしょう.まぁ,まだ始まったばかりだし,今後に期待しておきましょう.
以下,関連情報を適当に羅列.
■ 2003年6月8日に産経新聞の「正論」欄に載った Googleの解説記事.
一般ピープルの50代、60代の人を対象に書かれているので,Googleのことを良く知らない人にとっても読みやすいはずだ.
■ Google の秘密 - PageRank 徹底解説
こちらは,グンと技術的な香り高い解説ページ.ウェブページ間に優先度(ランキング)というものを設定し,どのページが最も役に立つのか?をいかに計算しているかを解説している.
■ 書籍に対する検索を本格的に行なうとどうなるか?
アマゾンが書籍に対する検索を色々と試しています.キーワードにマッチした前後数ページを読めるようにするなど.まだ日本語には対応されていませんが,こちらの期待も大きい.
ま,そんなとこです.
若干,リンク先に偏りがありますが,「おもち」な私としては,似たような名前の人が気になりますので,ご容赦.
2003年11月30日
偉大なGoogle
来年 2004年2月に行われる韓国公演釜山場所がナイターで行われるという新聞記事を見た時に,そういえば本場所もナイター開催されたことがあったはずだなぁ~とか,そんなことを問題にしていたクイズ番組があったはずだなぁ~とか,そんなことを思い出した.
で,実際にはいつだったのか?手持ちの資料をひっくり返せばどこかに書いてあるはずなのだが,探すのも面倒くさい.そんな時には試しに Google先生 に聞いてみよう.ということで,検索したら,懐かしいことに約10年前に自分が書いたモノが出てきた.
今さら Google(グーグルと読む)のことを説明するのもナンなのだが,要するに世界一スゴイ検索エンジンである.検索エンジンってのは,探している情報のキーワードをいくつか入力すると,世界中のWebページの中から尤(もっとも)らしいページを検索して表示してくれるものである.Googleの場合,世界中のWebページを集める能力と,その中から尤らしいものを選びだす順序付け(ランキング)の手法が抜群にスゴイのである.
今回,「大相撲」と「ナイター興業」というキーワードで Google検索をかけてみた.実は,ふつ~に検索すると,何も結果が見つからなくて悲しい思いをする.ただ,グループ検索(*)というのを実行すると,出てきたんですね.これが.しかも,10年くらい前に自分が書いた文章が.
というんで,見つけたのはコレ↓
■ フジテレビ カルトQ 大相撲(2回目) 予選問題,1993年2月13日(土)実施.
これによると,ナイター興業が行われたのは,昭和26年5月(打ち出し7:30)と昭和30年9月(打ち出し8:00)の2回.一応,ネタ本の激動の相撲昭和史(高永武敏・原田宏著,ベースボールマガジン社発行)でも調べてウラをとりました.
ついでに,もうちょっと頑張ったら第1回の予選問題↓まで出てきた.
■ フジテレビ カルトQ 大相撲(1回目) 予選問題,1992年3月16日(月)実施.
はぁ~.確かに自分で書いてたなぁ.探せばテキストファイル,今でもどこかにあるかもしれないけれど.でも,自分のファイルを探すより,Google先生におたずねすれば,たちどころに探してくれるんだったら,その方がいいかも.なんて思った次第です.
要するに,自分のPCにファイルを置いておくよりも,Googleが検索してくれるような所に,ちょっとしたことでもコンテンツを載せて/publishしておく方が,後々の検索がとても楽になるのねん.ということを改めて実感したわけです.どうすれば publishしたことになるのか?という問題が残るのですが,約10年前に fjというニュースグループに投稿した記事は,結果的にアーカイブされて残っているので,ある意味 publishされたことになっているんでしょうね.
(*)グループ検索ってのをきちんと説明するのは面倒なんですが,約10年ぐらい前に流行った,分散型巨大掲示板のようなものをネット・ニュース(Net News)と呼び,その中でグループ分けされたものを,ニュースグループなんて読んでいたりします.今でもここへ行くと,日本発のfj.なにがし(From Japan ってことでfjなのだが)というニュースグループにアクセスすることができます.今は多分,下火なんでしょうね.Googleのグループ検索ってのは,このニュースグループに対する検索機能のことです.
ついでなので,ちょいとココでメモっておくと(5年後ぐらいに Googleが検索してくれるかもしれないので),自分が持っている本をガンガンとテキスト検索してみたいという希望がある.例えば,大鵬と柏戸が千秋楽に全勝優勝をかけて争った時のことなんて,色んな本に書いてあるはずだが,それらを比較しながら読んでみたい時なんかには便利そうだ.で,で,アメリカの amazonがこれに近いサービスを始めている.キーワードを入れて検索すると,検索結果を含む前後の数ページをコンピュータの画面上で読むことができる.そんなサービスを始めると本が売れなくなってしまうと文句を言う出版社があれば,いや逆に売り上げがXX%伸びたとアマゾンでは主張していたりもする.まぁ,細かい話はどうでもいいのだが,少なくとも自分が持っている本を,アマゾンが代わりに検索してくれれば言うことないんですけどね.と,ムシのいいことを考えたりもしている.なにしろ,アマゾンを通じて自分が勝った本って,アマゾンには筒抜けですからね.やろうと思えばできるでしょう.ただ,日本アマゾンでの本文検索はまだ行われていないようですが.
2003年11月04日
せめて三日坊主にはなりたい
ウェブログの3分の2は「三日坊主」らしい.このままでは一日坊主で終わってしまいそうなので,まずは三日坊主を目指すつもりだ.
そもそも,伊勢ノ海部屋ホームページ(正確には「応援するホームページ」なのだが)を WebLog化しようという与太話に乗ってしまったのがマズカッタ気がする.それでも,何となく面白そうな印象を受けたのだが,今ひとつ具体的な形が思い付かない.
普通のカレンダー管理ではなくて,番付発表,本場所,巡業というイベントに応じたアーカイブ管理ができると,もう少しそれっぽくなるのかなぁ...とか,うだうだと考え中.
それとは別に,土佐ノ海,大碇,瀧ノ音あたりに,2003年に見た映画のベスト3でも選んでもらって,平塚出身のお嬢様にあーだこーだと解説してもらおうかしらん.
という具合に,妄想している次第だ.
2003年10月25日
鍋を食うのだ
北海道の実家から鮭が送られてきた.オスとメスが一匹ずつ発砲スチロールの箱に納められてクール便でやってきた...
実は,毎年この時期になると送ってもらっている.
さっそくさばいて,メスのお腹の中に詰まっている卵を,出汁と醤油で味付けしてイクラにしておく.スグに食べるとお腹を壊すらしいので(まぁ,人による.ただ,スグだと味が染みていない),数日置いてから食べるのが美味しい.
身は,塩をまぶして適当に切り身にして,冷凍庫で保存.余ったアラを使って今晩は鮭鍋だ.ミソ味ベースの鍋は,三平汁というのか,石狩鍋というのか良くわからんが,まぁ,とにかく食うのだ.鮭のアラは,軽くお湯に通しておくのが良い.
メスの鮭っつーのは(鮭に限らないのだが),栄養を卵に取られてしまっている.なので,オスの方が食べて美味い.だから,オスの切り身はシンプルに焼いて食べるために残しておいて,鍋ではメスの身を使う.
この鮭は,留萌の岸畑鮮魚店というところから仕入れたものだ.で,この店の息子は昔,黄金富士(こがねふじ)という四股名の相撲取りだった.昭和60年頃に留萌巡業があった時に,地元の人が北の富士さんに紹介したことがきっかけで,九重部屋に入門したらしい.幕下まで上がったこともあったが,腰痛に悩まされて,一度は序ノ口まで落ちたこともある.復活場所で序ノ口優勝を飾ったのは,実力がそれなりにあるけれども怪我に悩まされた力士のお約束みたいなもんである.
この黄金富士とは,伊勢ノ海部屋の浅坂マネージャも現役時代対戦があるようだし,北の剛なんかも三段目の下当たりで番付が対面になっていたこともある.
鎌倉なんかは,ワンパク相撲で九重部屋に泊まった時に,この黄金富士に色々と世話になったそうだ.
そんなわけで,川を上る鮭の姿を想像しつつ,今夜は鍋を食うのだ.で,更に,明日はフグを食うというわけだ.
最後に,鮭を食う方が,犬を食うよりも日本人らしいハズだ.